プロジェクト研究

2014年開講の「プロジェクト研究」

「プロジェクト研究A-グローバルな人の移動と交流」

グローバルな人の移動が進展する中で形成されたエスニック・コミュニティの変貌やホスト社会への影響などを調べる。また、一定期間の外国滞在後に帰国したケースも含めたネットワーク形成のあり方も対象とする。具体的には、1980年代後半に国内で急増したバングラデシュ出身者への聞き取り調査を中心に、日本とバングラデシュのかかわりに注目する。

    <プロジェクト研究成果報告書>

    <2015年度>
  • 『グローバルな人の移動と交流―日本からの帰還バングラデシュ人の実態調査―』
    〈目次〉
    はじめに(水上徹男)
    第1章 帰還バングラデシュ人の研究
    第1節 バングラデシュと日本間の人の移動―帰還したバングラデシュ人の生活(野呂芳明)
    第2節 大学と外国人住民支援団体との連携による移民政策の提言に向けて―国際的な人の移動と交流/日本とバングラデシュの事例に参加して―(吉成勝男)

    第2章 インタビュー調査
    第1節 H氏(木下康仁・大野光子<後期課程院生>)
    第2節 K氏(中山由佳<早稲田大学>)
    第3節 KR氏(範新燁<前期課程院生>・野呂芳明)

    第3章 フィールドワーク覚え書き
    第1節 バングラデシュでの調査を終えて(久保田仁<前期課程院生>)
    第2節 バングラデシュ旅行記(範新燁<前期課程院生>)
    第3節 「不法滞在外国人」というイメージについて―元非正規滞在外国人労働者のインタビュー調査から(大野光子<後期課程院生>)
    第4節 雑感:バングラデシュ調査旅行に参加して(中山由佳<早稲田大学>)

    資料
    資料1 2015年度バングラデシュ調査チーム
    資料2 IOM Bangladesh 2014 リーフレット(久保田仁・範新燁・大野光子)
    資料3 調査への地元の反応
    (1)記者会見と配布資料
    (2)現地新聞記事
    (3)現地テレビニュースの報道
    資料4 2015年 写真でつづる「プロジェクトA」

  • <2014年度>
  • 『グローバルな人の移動と交流―日本とバングラデシュ間の事例―』
    〈目次〉
    1. Rikkyo University Research Project
    2. プロジェクト概要
    3. 活動記録
    4. 面接調査
    5. 参考文献

「プロジェクト研究B-グローバル・メディア研究」

現代において新たにグローバルな展開を見せているメディアの状況について、主に東アジア諸国をフィールドにしながら明らかにしていき、その知見を、フィールドのある研究機関との交流を通して検証することを目的としている。2016年度は、東アジア地域に関するネット世論のあり方を、実際の大量なログデータにもとづくビッグデータ解析、オンラインを含めたフィールドワークなどにより掘り下げ、現代社会における世論形成についての理論的枠組についても考究する。

「プロジェクト研究C-震災経験のライフストーリー」

東日本大震災で甚大な被害を受けた現地をフィールドワークし、被災した人びとや現地で活動をしている人たちと関係をつくりながら、その経験の語り=ライフストーリーを聞きとっていく。それを、現地の人びとの支援につなげつつ、未来への経験的遺産としてアーカイヴ化する。ライフストーリー・インタビューという調査経験を通して、被災した人びと・そこに関わる人びとの生活世界から震災の現実を理解するのと同時に、日本社会全体に深い影響を残している震災経験を私たちはどう受けとめ、いかに関わっていけるのか、各自の問題関心から考えていく。

    <履修生によるフィールドワーク紹介>2014年夏・秋実施

  • 手島悠涼
    <履修生らによる座談会>2016年度

  • 田仲桂・庄子諒・柳瀬智晴・橋本裕之
    「話したいこと、訴えたいこと」『季刊 民族学』156号、83-94頁、2016年4月発行
    <履修生による修士論文>2015年度

  • 八重樫知宏
    地域社会における共同労働としての消防団 ― 陸前高田市消防団の活動を事例にして ―
    <履修生による修士論文>2014年度社会学部50周年記念優秀論文賞

  • 神田雅史

「プロジェクト研究D-文化研究」

カルチュラル・スタディーズや文化の社会学、文化人類学といったアプローチから、「マイノリティ」のおかれた現代的状況を明らかにすることを目的とする。おもに参与観察型のフィールドワークや映像の表象分析にもとづく日本と世界の比較研究をとおして、社会集団やその文化をとりまく普遍的課題を追究することを目指している。15年度は2015年9月1日から10月1日、アメリカ合衆国内の二カ所の目的地を拠点に研究調査を実施した。9月1日から16日の前半期はサウスダコタ州ローズバッド・インディアン保留地において、現地の先住民によって管理運営される「シンテ・グレシュカ大学」でのインタビュー調査を実施した。後半の9月17日から10月1日には、ワシントンD.C.合衆国議会図書館ならびに国立アメリカ・インディアン博物館が所蔵する歴史資料の分析調査を行い、受講者が16年度内提出予定の博士論文の執筆に大きな進捗を見た。

    2014年度成果
    <履修生の博士論文>

  • 受講生 岸下 卓史 博士(社会学)学位取得
    論文題目 「先住民性」の多文脈化をめぐるミルパアルタ村落の民族誌———「伝統」と社会的帰属のローカリズム
    2015年度成果
    <履修生の博士論文>

  • 受講生 飯山千枝子 博士(社会学)学位取得
    論文題目 アメリカ合衆国南西部プエブロ・インディアンの土器製作における伝統の変容
    2016年度成果
    <履修生著作>

  • 受講生 飯山千枝子 著作出版
    書名 『母なる大地の器―アメリカ合衆国南西部プエブロ・インディアンの「モノ」の文化史』晃洋書房

「プロジェクト研究E-地域コミュニティと環境研究」

日本国内の地域コミュニティを対象として、マクロな社会変動に対して地域社会がどのように対応しているのか、その社会的状況を質的な調査法を用いて明らかにしていく。とくに2014年度は沖縄社会に対象を限定して、沖縄の観光開発が環境にどのような影響を与えてきているのか、地域コミュニティとそれを構成する家族に焦点を当て、地域社会学、環境社会学、家族社会学などの視点から、その社会過程を明らかにしていく。

    <履修生によるフィールドワーク紹介>2016年9月実施

  • 落合志保
    <2015年度調査成果報告書>

  • 1900kmの万華鏡 2
    〈目次〉
    はじめに
    第1章 「台湾系石垣人」としてのアイデンティティ(小松恵<社会学研究科博士課程前期課程>)
    第2章 床屋空間の由来と理容師の語りに映る地域像(松下雅明<社会学研究科博士課程前期課程>)
    第3章 パインの社会史(廣本由香<社会学研究科博士課程後期課程>)

    修士論文要旨(2015年度)歴史的環境を残すことの社会的意味(柿沼拓弥<社会学研究科博士課程前期課程>)

    編集後記
    <履修生の学会報告>

  • 廣本由香
    「生成されるパイン―パイン缶詰の生産危機をめぐる農家の対話的プロセス」
    第53回環境社会学会大会(2016年6月12日、於柳川市)
  • 上野彩
    <履修生の修士論文>2014~2015年度履修生

  • 上野彩
    「希少性難病疾患患者のバイオグラフィカルワークー「時間」「身体」「自己概念」の連鎖と地域文化資源ー」
  • 柿沼拓弥
    「歴史的環境を残すことの社会的意味―石垣島の井戸を事例としてー」
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