教員インタビュー

メディア社会学科、
黄 盛彬 教授に聞く、20の質問

Q.1 今までの経歴を教えてください。

韓国の延世大学を卒業して大学院に進み、1年の時に交換留学生として立教大学に来ました。その後、立教で修士・博士学位をとり、本学部で二年間助手を務め、00年から立命館大学で教え、07年にまた立教に戻りました。

Q.2 どんな学生でしたか?

学生時代には、芝居のサークルをやっていたので、芝居三昧でした。テレビ局のドラマの監督になりたいと思っていました。

Q.3 なぜ教授という職業を選んだのですか?

留学生時代にNHKのハングル講座に出て、その後、国際局の韓国語アナウンサーを努めました。それで自然にニュースの作られ方に興味が出てきたのですね。

Q.4 専門の研究領域について教えてください。

メディア・文化研究と国際コミュニケーション論、そのほか、日本と韓国と欧米を軸に比較ジャーナリズムにも関心があります。

Q.5 メディア学科の特色について教えてください。

メディア社会学は応用分野であり、プロフェッショナルな性格もあります。専門職業実務教育も一部取り入れていることで、今起きている重要な現象について考えることができる点が、非常に魅力ではないかと。

Q.6 担当している授業の内容について教えてください。

講義や演習では、英字新聞と日本の新聞を読みながら、ニュースの作られ方、表現のされ方について考えています。

Q.7 担当しているゼミの内容について教えてください。

2年はニュース研究、3年はイメージ研究です。 学問的に言うとメディア表象分析。マンガ、新聞、テレビドキュメンタリー、ドラマ、観光ポスター等のメディアと興味のあるテーマを選んで追求します。

Q.8 ゼミを通して特に学生に伝えたいことは何ですか?

自分の問いを発見すること。そして、それをどういう手順で説得力のある形で論文にできるかということが基本ですね。

Q.9 指導する上でモットーにしていることは何ですか?

好奇心と向上心。私はやはり教育の力を信じたいと考えてます。人は伸びるのです。その伸びる力をぜひ掴んでほしいと思います。

Q.10 立教大学社会学部が掲げる教育方針に「発見力」という視点がありますが、社会に生起している問題を見いだす為に必要なことは何ですか?

取り組むべき価値がある問いを発見する為に、沢山本を読んで、先行研究のレビューをしっかりやることですね。

Q.11 立教大学社会学部が掲げる教育方針に「分析力」という視点がありますが、分析力を高める上で必要なことは何ですか?

私のゼミの場合は特に言葉のセンス。言葉を当たり前に捉えず、その言葉はなぜこんな意味で使われているのか敏感になることです。

Q.12 「社会学力」に「提言力」という視点がありますが、卒業論文のテーマを選ぶ上でどのようなアドバイスをしていますか?

自分の関心があるテーマにしないといけないので、かなり自由に任せています。社会に対してメッセージを発信していくという意味で、社会への発信力という観点は大事です。

Q.13 学生には卒業後にどのような人に育ってほしいですか?

好きな仕事に就けて、立教大学で学んだ市民的教養を身につけて、幸せに生活してほしいですね。

Q.14 社会学の魅力はどこにあると思いますか?

多様性でしょうね。特に立教大学社会学部は、文化人類学や哲学、法律、メディア、文化研究等、様々な分野を受け入れる多様性、柔軟性、寛容さがあります。幅広い専門カリキュラムから学べることですね。

Q.15 どのような学生が社会学部により合っていると思いますか?

自由な精神を持っている人、それから創造性がある人、自己表現力がある人ですかね。

Q.16 大学生活を送る上で最も大事なことは何だと思いますか?

知識というのは人が成長する上で必要なこと。だから本を読んで思考を深めることが基本です。その上で、外国語を勉強して、違う言語で考えてみることが非常に重要だと考えています。

Q.17 立教大学のキャンパスの好きなところを教えてください。

古い建物、赤レンガですね。歴史的な建物がある一方で、現代的なデザイン性が高い建物があることは誇れることですね。

Q.18 学生におすすめしたい本を教えてください。

エドワード・W・サイードの『オリエンタリズム(上下)』という本が私の場合は一つの大きな出会いでしたね。

Q.19 “学ぶ”ことの意味は何だと思いますか?

立教大学のロゴマークにもラテン語で「Pro Deo et Patria」とありますが、「神と世界のために」という意味です。真理を追求し、世に役立つことかと思います。

Q.20 最後に高校生へのメッセージをお願いします。

どういった人生を生きたいか。人生設計をする上での第一のステップとして大学の専門を選択して欲しいと思います。

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