学生からのメッセージ

メディア社会学科、
石川 実咲さんに聞く、15の質問

2015年度版学部案内より転載

Q.1 立教大学社会学部メディア社会学科を選んだ理由を教えてください。

一つ目は、ずっとジャーナリストの仕事に興味があったこと。二つ目は、高校でカナダに留学をした時に、報道のあり方が日本と大きく異なると感じたことです。留学中にハイチ大地震があったのですが、募金活動やチャリティーについての報道が盛んで、メディアの影響力の大きさを肌で感じると同時に、日本のメディアももっと海外のニュースに関心を持つべきだと思いました。三つ目は、高校の卒業研究で、スマートフォンの普及やSNSの存在によって大きく変化するメディアについて調べたことです。これらの理由からメディアについて深く勉強するために選びました。

Q.2 メディア社会学科の科目の中で一番面白かった授業は何ですか?

森田浩之先生の「メディア社会特殊講義(2)」です。スポーツ報道に焦点を当てて、メディアの報道のあり方を考える内容でした。人種であったり、ジェンダーであったり、スポーツに限らず存在している、ステレオタイプや偏見について丁寧に教えていただき、報道について自分の生活レベルに落とし込んで考えられる授業でした。

Q.3 所属しているゼミについて教えてください。

林怡蕿先生のゼミです。先生が課題を細かく設定するのではなく、自分たちで発言しながら、生徒主体で進めていくスタイルです。今は自分の興味のあるものを選んで、グループワークを進めています。教育においてのいじめや大学生のコミュニティーについて調べているグループもあります。

Q.4 そのゼミを選んだ理由は何ですか?

2年までは違うゼミにいたのですが、新任の林先生のゼミに移ることで、新しく形作れる点が魅力的だと思いました。前は教授の設定した課題に対して向かっていくスタイルだったのですが、もっと自主的に自分の興味のあることを掘り下げたかったんです。林先生が留学経験やグローバルな視点をお持ちということは後で知ったのですが、コミュニケーションや生徒の主体性を重視してくださるので、このゼミに入ってよかったと思います。

Q.5 卒業論文(研究)はどのようなテーマに取り組む予定ですか?

今は「日本における多言語主義の現状とその可能性」という視点で進めています。私の地元の浜松にはブラジル人が多いので、ポルトガル語がバスの標識などにも使用されているんです。日本の第二外国語としてよく使われるのは英語ですが、地元ではなぜ第二外国語をポルトガル語にしないのか疑問が湧いています。地元や今まで勉強してきたメディアの分析に、自分の興味のある言語学を絡めていきたいと思っています。

Q.6 社会学の魅力はどこにあると思いますか?学ぶ中で社会学についてわかってきたことを教えてください。

文系のすべての分野に触れられることだと思います。報道に関しては法も絡んできますし、社会の中に経営や経済も含まれるので、どの領域にも進んでいけるんですね。社会学という枠の中で、自分の興味のあるものを掘り下げられる点が楽しいです。逆に、興味がない分野に触れることで、新しい視点が生まれるので、枠があるようで無いことも魅力的ですね。

Q.7 全カリ科目の中で一番面白かった授業は何ですか?

土屋陽介先生の「思索と人生」という授業です。普段は小学生に簡単な哲学を教えている方で、「愛って何だと思う?」と聞いて、「お父さんとお母さんが僕にくれるもの」と小学生が回答するビデオを見たり、実際に私たちに対して「あなたの恋人が事故に遭って、姿形が変わってあなたのことを覚えていなくても、あなたはその人を愛せますか?」という問いを投げかけるグループワークがあったりと、生活レベルでわかりやすい哲学を教えてくれました。

Q.8 所属しているサークルについて教えてください。

サークルには所属していません。色々な経験を積みたかったので、マスコミ系や塾の講師、飲食店、アパレルなどの色々なアルバイトをしました。

Q.9 あなたにとって大学とはどんな場所ですか?

新しい人や考え方と出会う場所です。全国から集まってきた色々なバックグラウンドがある人たちと出会うことができました。また、授業では新しい考え方を得られました。学内外に沢山の出会いがありますが、その原点となるのは大学だと思います。

Q.10 大学生活を送る上で最も大事なことは何だと思いますか?

広い視野を持ちながら、深く掘り下げていくことだと思います。大学の授業では幅広く色々なものが受けられるので、その中で興味がある自分の軸を見つけて掘り下げていくことが大事だと思います。

Q.11 今までの学生生活で一番の思い出は何ですか?

今年の夏に林先生のゼミで台湾合宿に行ったことです。私たちのグループは現地の学生に対して「池袋北口における中華系移民について」を英語でプレゼンテーションしました。台湾は初めて行ったのですが、日本と似ているようで似ていない部分が沢山あることを先生に解説してもらいました。

Q.12 立教大学のキャンパスの好きなところを教えてください。

クリスマスツリーがきれいで大好きです。5号館の屋上から見下ろした時に「本当にこんなに綺麗なキャンパスが自分の母校なのは誇らしいね」と友人と話したことがあります。それから、池袋にキャンパスあることで、東京の色々なところにアクセスできることも広い視野を持つことにつながっていると思います。

Q.13 今まで最も影響を受けたものは何ですか?

高校の交換留学で初めて海外に飛び込んで、人種も言葉も全く違って「人間ってこんなに沢山いるんだ」と初めて知りました。また、海外に行くと、自分がマイノリティになるんですね。そんなに優しい人は沢山いないことも実感したし、本当に優しいとはどういうことか、マイノリティの視線を通して初めて考えました。海外旅行やゼミ合宿など、海外に行くと何かしらのショックを受けるので、私にとっては海外経験が人生に大きな影響を与えていると思います。

Q.14 将来の夢は何ですか?

私は記者志望だったんですが、もう少し広い視野で捉えて、バランスの取れた人間になりたいと考えるようになりました。いつか結婚して子供を持ちたいという夢があるので、仕事を一頑張って、家庭に対しても一頑張れるような人になりたいというのが今の夢です。

Q.15 最後に高校生へのメッセージをお願いします。

本当に興味のあるものを掘り下げるべきだと思います。私は夢から逆算してこの学科を選びましたが、その夢が叶うか叶わないかよりも、そのゴールを置いたことでここまで来れたんですね。途中で道は変わるかもしれませんが、とにかく興味を持ったゴールに向かっていくことで、絶対に素敵なものが見つかると私は信じています。

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