教員インタビュー

社会学科、
西山 志保 教授に聞く、15の質問

Q.1 今までの経歴を教えてください。

慶応義塾大学で社会学の修士・博士号を取り、2005年度から山梨大学大学院で教え、ハーバード大学の研究員等を経て、2010年から立教大学に来ました。

Q.2 どんな学生でしたか?

海外が好きなので、イギリスに1年間留学したり、イタリアに調査に行ったり、休みになると海外に出て色々な文化に触れたりと、活発な学生でした。

Q.3 専門の研究領域について教えてください。

都市社会学の領域で、欧米の衰退している都市中心部を市民が中心となって行政・民間企業と協力して再生する活動に注目して、ヒアリング調査を重ねて研究をしています。日本でも地方都市に出かけて、地域の町づくりや再生を研究しています。

Q.4 担当している授業の内容について教えてください。

「地域社会学」では、地域コミュニティにおける市民の活動や、都心部と郊外で発生している様々な問題と解決法を具体的に分析しています。「公共性の社会学」では、市民と行政と民間企業が役割分担をしながら、色々な社会問題を解決するガバナンスのあり方について、海外調査も踏まえながら解説しています。

Q.5 担当しているゼミの内容について教えてください。

地域コミュニティで発生している様々な社会問題を取り上げて、学生一人一人が原因と現状、解決法を調べ、ゼミではディスカッションを行ないます。それによって、学生が自分で問題解決を考えていく主体的な関わりを目指したゼミをやっています。

Q.6 ゼミを通して特に学生に伝えたいことは何ですか?

コミュニケーション能力を高めることですね。今まで自分の意見を言う場、訓練する場がなかったことが多いと思いますので、ゼミでは学生一人一人が能動的に議論に関わる場を提供し、コミュニケーション能力を高めていってほしいと思います。

Q.7 指導する上でモットーにしていることは何ですか?

与えられたテーマだけこなせば良い時代ではないと思うので、「何が必要なのか」と自分で積極的に問題を発見し、解決方法を提案する力を身に着けてほしい。そのための教育をしたいと考えています。

Q.8 学生には卒業後にどのような人に育ってほしいですか?

相手と「違う」ことを前提として、コミュニケーションをうまくとることができる人に育ってほしいと思います。自分の意見を伝え、相手の意見も受け入れる柔軟性を持った人ですね。

Q.9 社会学の魅力は何ですか?

私が研究している地域コミュニティには、本当に身近なところに沢山の疑問が発見できるんですね。社会学をやることで、当たり前だと思っていたことが全然違うように見えてくる面白さがあるので、新しいものの見方を身に着けてほしいと思います。

Q.10 どのような学生が社会学部により合っていると思いますか?

アンテナを沢山はって、色々なことに反応し、自分で調べてみることができる人。「好奇心+行動力」が大事ですね。特に、自分から積極的に人に関わっていける学生にとっては、他の人との関わりによって、人間としても成長できると思います。

Q.11 大学生活を送る上で最も大事なことは何だと思いますか?

問題意識を持つこと。自分がどのような領域に関心があり、何に疑問を持っているか、常に関心を持ってほしいですね。また、時間が沢山あるので、人の輪を広げることも重要だと思います。

Q.12 立教大学のキャンパスの好きなところを教えてください。

正門から見た校舎の雰囲気です。特に、この時期のクリスマスツリーは本当に素敵ですよね。こんな校舎を持っていることは立教大学の自慢でもあるし、ずっと受け継いでいってほしいですね。

Q.13 学生におすすめしたい本を教えてください。

1冊目は私の研究テーマの思想の根本を作った、イヴァン・イリイチの『コンヴィヴィアリティのための道具』。「コンヴィヴィアリティ」という概念を使って「本当の豊かさとは何か」紹介する本ですが、今とは違う視点でものを見ることができるきっかけを作ってくれると思います。2冊目は『コミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来』(広井 良典 著)です。コミュニティ研究の入門書として非常に読みやすい本だと思います。

Q.14 “学ぶ”ことの意味は何だと思いますか?

自分を成長させることですね。人間は何歳になっても、精神的にも知識としても、自分を成長させることを止めてはいけないと思います。だから、この4年間で学ぶ姿勢・体質を作ってほしいですね。

Q.15 最後に高校生へのメッセージをお願いします。

大学に入ると自分から積極的に知識にアクセスすることが求められます。そうすると、本当に沢山の発見があり、自分の好きなテーマを突き詰めることができるんですね。立教大学の社会学部は色々なテーマの専門家が揃っていますし、フィールドワークや議論など様々なチャンスがあるので、是非おすすめしたいと思います。

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