学生からのメッセージ

社会学科、
宮澤 篤史さんに聞く、10の質問

2019年度版学部案内より転載

Q.1 立教大学社会学部社会学科を選んだ理由を教えてください。

高校生の頃から、社会科や政治学、経済学とかすべての授業が好きだったのですが、逆に言えば、どれかひとつを四年間やり通すというイメージが湧かなかったんです。そこで、それらを包括的にできる社会学科が自分には合っているのかなと思い選択しました。

Q.2 社会学科の科目の中で一番面白かった授業は何ですか?

これまで受けてきた授業はすべて面白かったのですが、特に印象深かったのは1年生のときに受講した奥村先生の「自己と他者の社会学」です。自己と他者のコミュニケーションのあり方を、さまざまな社会学者の言説を基に考えていくという内容で、他者との関係性を築くうえで幅広い視点があるのだということを学べた授業でした。内容が面白かったのはもちろんですが、社会学という分野は答えが一つではないと理解できたことが印象的でしたね。

Q.3 所属しているゼミの内容と選んだ理由について教えてください。

岩間先生のゼミで、格差不平等の社会学をテーマに学んでいます。今の社会では、民族、国籍、ジェンダーなど、さまざまな格差不平等の原因があるのですが、その中から興味のあるトピックを選んで、グループで研究を進めるという形です。これは、岩間ゼミを選んだ理由とも関係があるのですが、僕自身が大学で学ぶために奨学金を利用していることもあり、現在は奨学金に関する問題を、単に貧困の問題と捉えるのではなく、もう少し広義での社会的な問題として調べています。

Q.4 卒業論文(研究)はどのようなテーマに取り組む予定ですか?

「多文化社会における図書館の可能性」をテーマにしようと決めています。一見、日本という国は多文化社会ではないように感じるのですが、実は外国人もかなり多く暮らしていて、その意識と現実のギャップというのが、政府の政策なんかにも現れていると思うんですね。そういった社会の中で、マイノリティである外国人が違和感を感じずに暮らせるように、図書館という誰もが無料で利用できる公共空間を有効活用できないかと考えていて、それを論文としてまとめる予定です。

Q.5 社会学の魅力は何ですか?学ぶ中で社会学についてわかってきたことを教えてください。

さまざまなことが学問の対象になり、しかも、それに対する答えは一つではない。それが社会学の大きな魅力だということを、日々学ぶなかで実感しています。答えが一つではないからこそ、過去の社会学者の意見に対しても、自分なりに「こうじゃないか」という提案をすることもできる。そういった複数の視点から考えられる面白さが社会学にはありますね。

Q.6 あなたにとって大学とはどんな場所ですか?

いろいろな人に出会える場所です。育ってきた環境も、辿ってきた人生も、国籍だって違う人がいる。そういった、さまざまなバックグラウンドを持った人と出会えて、話をしたり、一緒に学んだりすることで、自分自身が持っていた価値観の物差しが変わってきたのを感じますね。

Q.7 今までの学生生活の中で一番の思い出は何ですか?

一番というのを決めるのは、なかなか難しくて。これに関しても、いろいろな人たちと出会えた一瞬一瞬が、すべて大切な思い出だなと思いますね。それは、友人や先生にかかわらず、出会った人すべてが、僕に影響を与えてくれていると思います。

Q.8 今まで最も影響を受けたものは何ですか?

そもそも、人との出会いが大切だなと思うようになったきっかけが、『星の王子さま』で有名なサン・テグジュペリの『人間の土地』という作品でした。その本の中に、「人生における最大の贅沢というのは、人間関係の贅沢である」というような文章があって、高校生の頃に「本当にそうだな」と思ったんです。ですから今も、二つのサークルに所属したり、講座も受講したり、自分から積極的に人間関係を広げる努力をしています。

Q.9 将来の夢は何ですか?

大学院への進学というのが選択肢としてあります。その道を進むのか、またはこのまま学部を卒業してすぐになるのかはまだ迷っているところですが、図書館の司書になりたいという夢を持っています。ただ、大学院に行って、その後もずっと学び続けたいという想いもあり、これはまだ悩ましいところです。

Q.10 最後に高校生へのメッセージをお願いします。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉がある通り、好きであるからこそ続けられるし、何をしていても辛くないと思える。だから、ぜひ好きなものやことを見つけてもらいたいです。一見、まったく好きではない勉強であっても、もしかして、別の側面から視点を変えて見てみたら好きになれる部分があるかもしれない。いろいろな物事の「好きだな」と思える部分を、たくさん探してみてほしいですね。

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